季節れずれ

季節が行ったり思ったりしたつらつらを徒然と。

宗谷バス天北宗谷岬線(上り)乗車記録

2023.5.1

f:id:kisetuf:20230501133801j:image

ついに分断が予告された天北線乗りつぶしておく。

0939,稚内駅一番のりば。宗谷岬までの往復と見られる多数が待つ中、定刻にNo.612旭川200か806ワンステエアロスターが入線。後部5列仕様で辛い耐久戦が予期される。

英語圏の方が出てこない整理券にオロオロ。宗谷バスは券無しと2区以降発券だから困るよねそら…

21人ノリホ。

 

国道を回り南駅前で二人降りる。大黒4で一人乗る。潮見5(潮見待合所)で一人乗り。市内線はここまで。あと何回運賃が変わりますアナウンスを聞くことになろうか。

バスは単調に国道238を走り、声問1で潮見一降。

島の三角州のような声問で一降。声問線とも別れ、ここまで390円。

稚内飛行場、もとい稚内空港の海手を東進。鈍色の海は白波を立てる。

 

富磯集落を抜ければ風車も並ぶ宗谷集落。18分発の宗谷停留所に16分に着いており、スジは寝ているのだろう… 岬まではなお6kmあり不安になる旅行者も。

宗谷岬は予想通りの大量降車。車内には四人残った…四人残った!?(予想より多い)

ここからは正しく未乗区間宗谷岬大岬の住居地を抜け、フリー乗降区間に切り替わる。

バスは一時丘陵と山間を抜け、浜沿いに走り始める。個人宅名バス停が出て、知来別の大きめの漁港を抜けると初のカタカナ停名、知来別シネシンコ。シネ(1)シンコ(エゾマツ)らしいので、知来別一本松、浜鬼志別一本松と過ぎて浜鬼志別集落。鬼志別に向け海を離れる。

 

1113鬼志別ターミナル1145

f:id:kisetuf:20230501114358j:image

運行系統の分断箇所、鬼志別。上り2→3便はここで32分の休憩。館内には旧鬼志別駅資料館があったりするも、猿払村デマンドバスは遣る瀬方なし待つばかり。商店SaijoQマートを見るも、まぁ商店だわね。

鬼志別は1名乗車。

 

道の駅さるふつの横を抜け、猿骨バス停から芦野方面へ右折。

芦野に寄って道道1089号を猿払方面。鬼志別の1は猿払で降りた。

 

1244浜頓別ターミナル1254

稚内の一降り、これは枝幸方面への乗り継ぎなのか、という感じ。道の駅北オホーツクはまとんべつ併設も、10分では買い込みも少なに戻る。

下り稚内行きとはここで離合。あちらはちょっと乗ってそうな感じがある。


f:id:kisetuf:20230501143537j:image

浜頓別以南は国道275と廃線敷が沿ってくるためガーター橋を中心に遺構が目につくようになる。

中頓別寿公園の保存機49648と戦闘機F-104Jを左手に見ながらバスは中頓別ターミナルに入る。

 

1320中頓別ターミナル1330

早々の休憩入り。中頓別は上り2,上り3と別に高速バスまで減っており、上りは当便が終バス。

中頓別駅跡のターミナルも、今や有人である理由が薄れる。キハ22-508が保存さるも、中は物置、構体露出と老い先は長くなさそう。

f:id:kisetuf:20230501143602j:image

 

中頓別長寿園で一乗り。

小頓別を過ぎると天北峠。廃線跡とは離れ、エアロスターは登坂車線と格闘。上りきったあとは再び天北線と号し、人のいない原生林を抜ける。

音威子府廃駅を左手に見ると、こじんまりした音威子府の駅に入る。4名降り。


f:id:kisetuf:20230501145400j:image

 

浜頓別、あるいは鬼志別の需要はなくはないが、それ以南はバスとして成り立ちようがない。北見枝幸方面への路が無くなったときが、天北道の終わりなのかと、思う。